涙が出るほど難しいと書いて灘中学。東の開成、西の灘と言われるように、灘中学は中学受験において日本最難関の私立男子校です。
そんな灘中学に脅威の18年連続で日本一の合格者数を誇っているのが進学塾の浜学園。
浜学園は兵庫県西宮本部を中心に、兵庫、大阪、京都、岡山、奈良、滋賀、愛知に合計45教室を展開しています。まさに灘中学を中心に教室が分布しています。
教室の最新開校状況などは浜学園公式サイトからご確認ください。
首都圏にお住まいの方で、お子さんを最難関校に行かせたいご家庭が選ぶのはSAPIXかもしれませんが、関西・中部エリアでは圧倒的に浜学園なのです。
合格実績だけで言えば他塾を寄せ付けない圧倒的な数字を誇っている浜学園ですが、インターネット上にはその月謝が公開されていないことで、月謝が分からずに比較検討できない親御さんも多いです。
非公開の月謝とその高い合格実績から親御さんからは恐れられ、「浜学園は金持ちしか通えない…」という噂もまことしやかに流れているくらいです。
そこでこの記事では、浜学園の月謝をはじめ、浜学園のずば抜けた合格実績の秘密や、WEBスクールの評判などに関してご紹介していき、浜学園はどういうお子さんに向いているのかをお伝えしようと思います。
関西エリアでの中学受験をお考えで、小学校3、4、5年生のお子さんをお持ちの親御さんは塾選びのためにぜひ参考にしてください。
浜学園の月謝の学年ごとの目安
浜学園の月謝は、ご想像の通り進学塾の中では高い方です。
オプションなどのあらゆる要素によって変わってくるので一概にはいえないのですが(あとで詳細をご説明します)、まず最初に月謝の目安をお伝えします。
各学年ごとの月謝の目安は下記の通りです。
小学校4年生 | 6万円前後 |
小学校5年生 | 8万円前後 |
小学校6年生 | 12万円前後 |
浜学園卒業生の保護者の間でよく言われていることですが、小学校4年生の春から受験の6年生の最後まで3年間通わせると300万円ほどはかかると言う保護者の方が多いです。
ですから、お金持ちのお子さんしか通えないというのもあながち間違いではありません。
浜学園の受験指導の中心コースとなるのが「マスターコース」と呼ばれるもので、算数・国語・理科の3教科セットをベースに、学力を合格レベルに引き上げていきます。
あとは志望校だったり、習熟度合い、本気度に合わせてオプションを選択していくという形です。
また、月謝は年度初めに更新されることもありますから、月謝の最新情報は下記の浜学園のサイトから資料請求して確認するのが正確です。
浜学園の小学校4年生の月謝
最難関私立中学を目指す場合、やはり4年生からは塾に通う必要があります。
4年生の春から入塾する方が多いので、ここでは浜学園の新4年生の授業料を紹介しましょう。
灘中学を第一志望で目指すと仮定しましたが、灘中学以外の他の難関私立中志望でもほぼ下記の金額と大差はないでしょう。
入塾費用 | 22,000円(※兄弟が浜学園に在籍の場合、二人目は半額、三人目は入塾費用免除) |
マスターコース(算・国・理) | 37,400円 |
土曜マスターコース(算・国) | 25,300円(※復習テストは申込制です) |
土曜マスターコース(算・国・理) | 34,650円(※復習テストは申込制です) |
マスターコース(社) | 9,900円 |
最高レベル特訓(算・国) | 8,800円 |
灘中合格特訓(算・国) | 5,500円 |
居残り指導 | 1,100円 |
入塾費を除くマスターコースを選んだ際の月謝合計 | 62,700円 |
※土曜マスターコースというのは習い事との兼ね合いや遠距離などの理由でマスターコースへの通塾が難しい方向けのコースで、週1回土曜日だけの通塾です。
※テキスト代の正確な金額は実際に入塾しないと分からないため、ここでは割愛させて頂きました。
最初に月謝目安をお伝えしたとおり、小学4年生では6万円程度になっていることがお分かり頂けると思います。
これに加え、初月は入塾費、テキスト代がかかるとお考えください。
間違いなく言えることとして、浜学園に通うなら毎月最低でも月6万円、6年生にもなれば月10万円以上はかかるということです。
ですから途中での転塾などは考えず、最初から最後まで浜学園にお世話になるという場合は、最低でも300万円の塾代は覚悟しましょう。(※なぜ300万円になるのかはあとで解説します)
これを高いととるか低いととるかはご家庭の経済状況によるでしょうが、SAPIXなどと月謝を比較しても同等水準というところでしょう。
お子さんが第一志望の中高一貫校に合格するのなら安いとも言えますし、不合格になったのなら、悔しいでしょうが「良い経験をさせた…」と捉えるしかありません。
⇒灘中合格者数17年連続日本一達成!中学受験専門塾【浜学園】
月謝は選択オプションで大きく左右します。
どこの進学塾に行っても同じでしょうが、浜学園でも選択するコースやオプションの数などで月謝は大きく左右されます。
浜学園では社会がマスターコース(基本となるコース)には含まれていません。
それは、灘中学の入試科目が算数・国語・理科の3教科で、社会が含まれていないことが最大の理由でしょう。
浜学園は創立から灘中学専門でうってきましたからね。
「社会」と「記述」はオプションですし、「最高レベル特訓」「灘中合格特訓」「土曜マスターコース」といったコースなどもすべてオプション選択となります。
しかし、第二志望にする事も多い東大寺学園中学校や大阪星光学院中学校は入試科目に社会がありますから、よほど灘中学1本に絞っているお子さん以外は社会もオプションで追加することが多いでしょう。
基本的には最高峰の灘中を目標に入塾する生徒が大半ですから、「灘中合格特訓」などもほとんどのお子さんが選択します。
また、中学受験のことをそれなりに把握しているご家庭なら当然ご存知でしょうが、まだ中学受験に関する情報収集を始めたばかりの親御さんがビックリするのが各種短期講習の金額です。
月謝以外に忘れてはいけないのが短期講習費用にテスト費用
中学受験の進学塾には「春期講習」「夏期講習」「冬期講習」があります。
もちろん浜学園でもこれらの講習は用意されていますし、塾としてはお金のかき入れ時です。
周りの子供たちも当然のように講習を受講しますし、受講しないでおこうとしようものなら浜学園の先生から「え?受講しないんですか?」「成績が下がっちゃいますよ」と驚かれたり、軽く脅されることになるので、もはや受講は必須も同然でしょう。
この浜学園の短期の講習費用もいいお値段するわけです。
講習費用も学年、選択科目、日数などによってまちまちなので一概には言えないのですが、目安としては月謝1ヶ月分が上乗せされると考えておけばほぼ間違いありません。
その他にも入塾費用、実力判定模試、国語記述力錬成テスト、合否判定学力テスト、灘中学志望者は灘中チャレンジテスト、灘中オープン模試などのあらゆる試験費用などがかかります。
まだまだ他にもあります。
例えば「どうしてもうちは浜学園の西宮本部に通わせたい!」と考える親御さんもいて、名古屋や岡山から西宮まで通塾するようなお子さんも案外少なくないのです。
そうなれば新幹線の定期券代も必要でしょう。
このように、短期講習費用やテスト代などがどんどん上積みされていった結果、3年間で300万円以上という塾代になるのです。
一度足を突っ込んだらあとにはひけませんので、浜学園の入塾前に資料をしっかりと確認して、お子さんもそうですが親御さんも中学受験に挑む意志を固める必要があるでしょう。
志望校別にコースカリキュラムや取り組み方を確認するために、資料請求は早めにしましょう。
浜学園の合格実績はぶっちぎりNo.1
浜学園の2022年最新の合格実績を紹介すると、灘中95名(18年連続37回目の日本一)、東大寺学園144名(5年連続日本一)、洛南147名(14年連続日本一)、甲陽学院92名(12年連続日本一)、大阪星光学院112名(5年連続日本一)、西大和学園234名(13年連続日本一)、神戸女学院44名(34年連続日本一)、四天王寺110名(15年連続日本一)と、まさに異次元の合格実績を叩き出しています。
灘中学にいたっては3年連続で合格者が90名を突破しています。
合格率はさておき、合格者数でいえばもはや関西圏の最難関私立中受験において浜学園の右に出る進学塾はないでしょう。
ではなぜ、浜学園がここまで高い合格実績を叩き出せるのでしょうか?
浜学園の合格実績が日本トップクラスの理由
ここまでの合格実績は中学受験業界において目を見張るものがあるでしょう。
その合格者数を生み出している最大の秘訣は何なのかというと、まさに今、保護者であるあなたが感じていることそのものです。
つまり、「これだけ凄い合格実績ならうちの子もこの進学塾に入れたい!」という気持ちにさせられ、多くの優秀な子供たちが集まってくるからに他なりません!
合格実績がさらに優秀な子供たちを呼んでいるわけですね。
(※もちろん他にも要因はありますので、それはあとで紹介します。)
こう言っては失礼で語弊があるかもしれませんが、そもそも偏差値30~40台の子供は浜学園にはやって来ません。
灘中学、甲陽学院、神戸女学院、四天王寺を本気で目指すようなトップレベルの小学生が通ってくるわけです。
そもそも浜学園には入塾テストがあるため、あまりにも低レベルな子供は入塾すらできないようになっています。
ですからそのような環境で子供たちが切磋琢磨し、受験に向かっていくわけですから、異次元の合格者数が出るのはもはや当たり前です。
浜学園に関して特筆すべきなのは、半世紀以上前の開業当初に灘中学の合格実績を作っていった段階でしょうし、その頃は塾としても相当な試行錯誤をされたことと思います。
異次元の合格実績の背景にはこのような大前提があるうえで、浜学園にしかない特徴をご紹介しましょう。
もちろんこれらの要素も、高い合格実績につながっているはずです。
浜学園の高い合格実績の要因その1.全教室で授業を一般の方にもオープン
浜学園では、なんと前教室で先生の授業を一般公開しています。
保護者が教室内で授業を見学することもできますし、子供の学習姿勢や習熟度合いも実際に授業を見て確認することができるのです。
これは「授業は商品」だと位置づけしているからこそできる離れ業です。
本当なら先生だって保護者に授業をみられたくないでしょうが、これで先生は毎回毎回の授業を100%の力で取り組まざるを得なくなります。
浜学園の高い合格実績の要因その2.講師3軍制
そしてもう1つの要因ですが、講師3軍制です。
浜学園には中学受験指導に長けた計380名の一流講師がいるのですが、「プロ野球の読売ジャイアンツか!?」と言われんばかりの講師3軍制を敷いています。
チューター・採点員から始まり、准講師、講師という3段階があります。
実際に浜学園の各教室で授業を教えることができるのはピラミッドの1軍にあたる講師のみで、これが最高水準の授業を毎年毎年キープできる要因です。
そしてなんと…
「生徒による授業アンケート」を2ヵ月に1回実施し、先生が生徒から評価されてしまう仕組みになっているのです。
所定の支持率を下回った先生は1軍から2軍に降格させられます。
保護者からも観察され、子供たちからは評価を下される…まさにプロ野球の世界と同じ弱肉強食の世界なので、浜学園の講師たちは必死に頑張るわけです。
浜学園のWebスクールって実際評判どうなの?
今どきはどこの進学塾でもありますが、浜学園にももちろんオンラインで学べるWebコースがあります。それが『Webスクール』と呼ばれているものです。
習い事を優先したい方や近くに浜学園の教室がない方が利用していて、自宅で何度でも授業を受講することができます。
ですが、せっかく浜学園を検討されているのならWebスクールはおすすめできません。
なぜなら、せっかくの浜学園の環境が生かせないからです。
それなら他の低価格の進学塾のオンラインコースを受けた方が費用対効果は高いでしょう。
教室に通ってはじめてハイレベルな仲間たちと競い合えますし、その環境は小学生のお子さんの成長にとっては何よりの劇薬になります。
仲間と競い合いながら、支え合いながら、楽しみながらできる中学受験勉強は、自宅でインターネットに向かって一人黙々とする勉強とは全く違います。
勉強に対するモチベーション、勉強に対する楽しさなどの度合いがまったく違ってくるでしょうから、それは長い目でみれば必ず成績の差に跳ね返ってきます。
最難関校受験を視野に入れていて、浜学園を検討先の一つに入れている場合は、合格のためにはオンラインのWebスクールではなく、多少遠くても通塾することを強くおすすめします。
各志望校別のコース詳細や、月謝詳細などは下記ページから請求してお確かめください。
浜学園に向いている子はどういう子供?
このブログ経由でたまに塾選びでご質問を頂きます。浜学園が良いのか、希学園が良いのか、はたまた日能研やSAPIXが良いのか…
結局、子供の成績が伸びるかどうかは勉強に対する姿勢できまります。
塾の授業を受けただけで志望校に合格するのなら、塾に通っている子供たちはみんな受かるはずでしょう。
ですが、残念ながら不合格になる子供たちもたくさんいますし、それは浜学園とて例外ではありません。
ではどこで差が付くのかというと、もともとの地頭の良さはもちろん影響しています。ですが、その他にも、例えば先生の講義をいかに吸収できるかだったり、復習や家庭学習に臨む際のやる気や態度なのです。
勉強が楽しい、面白いと思えた子は伸びていきます。
浜学園に向いている子、向いていない子というのはありません。どの進学塾を選ぼうとも、結局はその塾の雰囲気だったり、教えてくれる講師との相性、好き嫌い、周りの友達の環境など様々な要因で決まります。
最後に中学受験の進学塾選びでお伝えしておきたい大切なこととしては、合格者数だけにとらわれるべきではないということです。
一定の合格者数を叩き出している塾同士を比較する際は、合格率にも注目してください。
合格者数だけで競争するのなら、勢いのある進学塾、人数の多い進学塾が凄いように思えるかもしれませんが、浜学園が例え灘中学に90人毎年受かっているとは言え、仮に合格率が30%なら200人以上は不合格になっているわけです。
何人受験して何人合格したのか?それは意外に重要ですから、塾で説明を受ける際には見落とさずにしっかりと確認するようにしましょう。
まずは資料請求から始めてみましょう。