子供教育

我が子を医者にしたい親必見!医学部に強い学校ランキング!

子供を医者にするには

私の経営者の知人にも「息子を医者にする!」と、まだ3歳の息子を前に鼻息を荒くしている大人がいるように、やはり我が子を医者にしたいという保護者は今も変わらず多いようです。

確かに、こう言っちゃ失礼ですが医者になればどれだけできない人間でも年収1000万円くらいは早々に貰えるようになりますし、思い切って開業医にでもなれば年収2000万円は固いですからね。

それに、良くも悪くも医者というだけで世間的には社会的ステータスも与えられますし、本当に有能な医者は多くの困っている人達を救う救世主になれる、社会的意義が高い崇高な職業ですから、子供の事を思う親御さんであれば、選択肢の1つに入ってくるでしょう。

あとは私の中高時代の友人で医者になった人達の半数以上は、やはり父親が開業医をしているから、その後の経営を継がないといけないという理由で医者になっている人が多かったですし、父親の医院を継がないにしても、幼い頃から医者としての父の背中を見て育ち、知らず知らずのうちに自分もその道に進みたいと思うようになったそうです。

まあそういった理由で我が子を医者にさせたい親は多いのでしょう。

ですが、私の経営者の知人が鼻息を荒くしながら、「息子を慶應幼稚舎に入れる!」と息巻いていて、どうやら慶応幼稚舎からエスカレーター式で慶応義塾大学の医学部に入れたいという目論見なんでしょうが、これには「ちょっと受験業界に関して無知過ぎるな」という印象を受けました。

(まあ、彼の気分を害してしまっても嫌なので、私は「さすがですね、凄いですね」としか言わなかったですが・・・笑)

ともあれ、このような経緯から書こうと思い立ったのがこの記事です。

将来的に我が子を医者にしたい、医者になったらいいな~と1ミリでも思っている方は、読んでおいてきっと損はないと思うので、ぜひぜひ一読してみて下さい。

私立の推薦枠狙いは相当危ういという自覚を持つべし!

先程お伝えした私の知り合いの経営者の場合、息子さんが慶應義塾高校を経て慶応義塾大学医学部へ入学する事を目論んでいるのでしょうが、慶応義塾高校から同大学の医学部への推薦枠は、毎年22名ぶんしかないのです。

恐らく彼はその事実を知りません。

中学・高校の6年間でかなり品行方正でないと、この医学部への推薦枠を勝ち取る事はできないでしょうし、学校の先生達に気に入って貰うなどの運的な要素も必要になるでしょう。

つまり、慶応幼稚舎に入ればもう安泰、というわけではないのです。

ちなみに慶応義塾高校のホームページの情報によりますと、2015年度の慶応義塾高校の全卒業生数686名のうち、慶應義塾大学に推薦された人数が671名で、その他の進路を選んだ人数が15名だという事から、在校生のほとんどの生徒が慶応義塾大学に進んでいるという校風が見てとれますね。

まあ、ほとんどの生徒がエスカレーターを期待して入学してきていると思えば当然の数字ではありますけどね。

進学実績を2014年度、2013年度、2012年度…と遡って調べてみても、例年ほとんど同じような傾向で95%以上の生徒が慶応義塾大学へ進学しています。

この事から推測できる事実として、「何もしなくても慶応義塾大学には入れるから」という安堵感から、95%以上の生徒がまともな受験勉強をしていないという事が考えられますし、完全に学校の推薦枠頼りになっているというわけです。

慶応義塾高校生に、東大や国公立医学部などの他の有名大学を受験しても受かるような高い学力がついているとは決して思えないですし、彼らが灘や開成で6年間みっちり鍛え上げられた“推薦頼りではない学生”に受験で戦いを挑む事はもはや極めて難しいと言えます。

ですから、仮に慶応義塾大学医学部への推薦枠22名に入れなかった場合は、泣く泣く医学部を諦めるか、1浪、2浪をしてまた0から勉強をし直す、という運命をたどる事になるのです。

慶応義塾高校生が浪人を選んだ場合は他校の学生と比べて学力が低い分、むしろマイナスからのスタートでしょう。

このページの下部でも詳しい数字を紹介していますが、国公立医学部合格者数全国ランキング1位の愛知県の東海高等学校は毎年100名以上の医学部合格者を出していますし、2~4位の灘高校、ラ・サール高校、洛南高校も、毎年80名~90名という驚異的な医学部合格者を排出し続けているのです。

それに比べ、慶應義塾高校は推薦枠での22名だけですからね。

本気で子供を医学部に入れたいと思っている親が、あるいは医学部に絶対に合格するんだという強い気持ちを持っている子供が、ある意味自分の実力だけでは勝ち取る事のできない要素も含まれた、この狭い推薦枠に一発勝負をかける事が、どれだけ危ういかという事が分かるかと思います。

医者になるには第一志望は国公立医学部、私立医学部は併願が鉄則

そもそも論として、私立大学の医学部は高額な学費がかかるので、お金持ちの家庭でない限りは子供を入学させる事ができません。6年間の学費総額で2000万~4000万円ほどもかかります。

国公立医学部と比較しても桁が1つ違ってしまいますから、一般家庭での数千万円の出費はかなり荷が重く、現実的に私立大の医学部受験を選択できない家庭が大半だという事です。

知り合いの経営者のようにそうでない裕福な家庭も存在するのですが、そういう家庭こそ「医者の称号をお金で手に入れてしまえ!」と安易に考えてしまい、医学部合格に関しての肝心なところが見れなくなってしまうものです。

ですが残念ながら医者になるための抜け道なんてありませんし、お金を積めば解決できるようなものでもありません。(多少の優遇はあるみたいですが)

仮に経済的な余裕があったとしても、合格の可能性を考慮すると鼻から私立大学の医学部だけを狙う事はスマートな方法ではないわけです。

なぜなら、もしも家計的に子供に私立大学の医学部に6年間通わせてあげる事ができるのでしたら、国公立の“併願”で私立の医学部も申し込む事ができますから、通常は国公立医学部1本で勝負しなければならない他の子供達よりも、私立を併願できる子供は医学部に合格できる確率が高まるからです。

ですから初めから私立1本に絞って考えるべきではないのです。

国公立の医学部志望の子供はセンター試験での総得点9割以上は必須ですから、センター試験の対策もしっかり行って高得点をマークし、まずは国公立医学部に受かるように狙いを定める事が最も医学部に入る可能性を高くできる方法なのです。

2016年度の高校別国公立医学部合格実績

以上の事から、特殊な事情のある家庭を除いては、医学部を目指す子供は国公立の医学部を第一志望に定めます。

ですから、全国でどの高校が医学部合格者をたくさん輩出しているかの傾向をつかむためには、私立ではなくて“国公立医学部”の合格実績で比較しなければなりません。

なぜなら学力優秀な子供達がここの土俵で競い合うからです。

だからこそ国公立医学部への合格実績の高い高校に入学させる事こそが、将来子供を医学部に合格させて立派な医者になって貰うためには最善策だと言えるのです。

では、2016年度卒業生の高校別国公立医学部合格者数ランキングを見てみましょう。
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ご覧頂いた通り、愛知県の東海高等学校が毎年100名近い生徒を医学部に合格させている事が分かります。

毎年医者を100名生んでいるんですからね・・・スゴイです。

医学部への合格者を毎年多数輩出する高校は、特に医学部に強い高校、東大や京大などの最難関大学に強い高校、この両方に強い高校、の3種類に分かれるのですが、東海高等学校は1つめの部類の医学部にめっぽう強い高校です。

東大・京大の合格者はそれほど目立って多くはありませんから、東海高等学校には最初から医学部合格を目指す生徒がたくさん集まってきていると言えるでしょう。

先生と生徒が頑張って実績を出し、その実績がまた優秀な生徒を集め、長年の取り組みの成果でまさに東海高等学校は「医学部合格にめっぽう強い学校」としての地位を確立したと思います。

灘(兵庫)、ラ・サール(鹿児島)、洛南(京都)、久留米大付設(福岡)、開成(東京)、星雲(長崎)も、例年国公立医学部へ多数の卒業生を送り込んでいる超有名校ですね。

東海高等学校と同じく、ラ・サールや星雲も上記の1つ目の部類に相当する、医学部にめっぽう強い学校ですね。

そしてここはあえて触れさせて頂きたいのですが、2016年度の国公立医学部合格実績で全国8位にランクインしているのが私の母校でもあります智辯学園和歌山高校です(笑)

同級生にやたら医者が多いと思ったらやっぱりそういう事だったんですね。

中学時代から仲が良かったサッカー部の友人のうち、半数近くが今は医者になっている事を考えると、今更ながら特殊な学校だったのだなと感じさせられます。

また、ここに掲載してあるランキング1位~30位までの高校を見て、「じゃあここに載っている学校に子供を入れればいいのね!」と思う親御さんもいらっしゃるかもしれませんが、話はそう単純ではありません。

確かに高校別の国公立医学部への合格者数を把握しておく事は大切ですが、もう1つ重要な指標として、「合格比率」の問題があるのです。

つまり、高校別に比較するといっても母体となる卒業生数が異なるので、純粋な比較はできないのです。

そこで、卒業生数に対する医学部合格者数のパーセンテージをはじき出し、国公立医学部への合格比率で各高校を比較し直したいと思います。

国公立医学部への合格比率の高い高校はどこ?

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はい、順序が入れ替わりましたね。

上から順に灘(兵庫)、ラ・サール(鹿児島)、星雲(長崎)、久留米大付設(福岡)、北嶺(北海道)、東海(愛知)と続きます。

合格者数では全国1位だった東海高等学校は合格比率では少し下がって6位ですね。卒業生数が他校に比べて圧倒的に多かったのが影響しています。

このように合格率で比較すると、本当に医学部に強い学校はどこなのかという事が一目瞭然になると思います。

そうなるとやっぱり天下の灘高校がやっぱり1位なわけです。

医学部への合格率が42.66%なわけですから、実に学年の2人に1人が医者になるという事です(笑)

もはや理解しがたい数字になっていますが、それが“涙が出る程難しい”と小学生に恐れられる灘高校なのです。

ちなみにこれは別ページで紹介していますが、卒業生数に対する「東大+京大+国公立医学部合格者数」の合格比率を出した時に、灘高校はなんと107.3%になっているのです・・・

数値が100%を超えているのは卒業生を含めているからなのですが、それでも卒業生のほとんどがが東大か京大か医学部に進学しているというわけですから、灘高校が日本の頭脳を作っていると言っても過言ではないかもしれませんね。

あと、これはまたあえて記載させて頂きますが、私の母校の智弁和歌山高校も医学部合格比率でも全国9位にランクインしています。

国公立医学部への合格比率は20.9%ですからね、当時の智辯和歌山中学校サッカー部のスタメンの半分が医者になっている事は数字でも証明されました・・・(笑)

医学部に高い高校に見られる傾向は?

医学部合格比率の高い高校に見られる特徴を探った時に、やはりすぐに見てわかるのが圧倒的に私立校優位という事です。

ランキング20位までの中で19校が私立校、しかも中高一貫校です。

30位まで眺めて見ても、公立の北海道勢が頑張ってはいますが、やはり私立中高一貫校の名前がずらっと並ぶ事には変わりません。

これはどういう事かというと、医学部に限らず私立中高一貫校は大学受験の実績においては顕著ではあるのですが、医学部に関して言えば更にその傾向が賢著だという事です。

その理由はこうです。

国公立医学部合格には一次試験と二次試験というものを受ける必要があり、世間的に言う1月のセンター試験が一次試験に該当します。

国公立医学部に合格するためには、一次のセンター試験で最低でも9割以上(9割でも低いくらいです)の総得点をマークしなければならず、いくら二次試験の対策が万全で、模擬試験でもA判定を連発していたと言っても、センター試験の点数が低すぎると足きりをくらってしまうのです。

まあ、医学部を狙うような生徒で足きりをくらう人はいないでしょう。

ですが、例え足きりをくらわなくても、センター試験の比率が高くその点数が合否に大きく関わってくる国公立医学部の試験では、センター試験での出遅れは他の生徒と比較しても相当なハンデを背負う事になるのです。

むしろ簡単な問題の出るセンター試験でできるだけ高得点を取り、二次試験に向けて弾みをつけたいというのが多くの国公立医学部受験生の本音でしょう。

智辯和歌山高校時代、医学部を目指す友人達は9割でもダメだと言っていたのをよく覚えています。

医学部を狙う生徒にとってみれば、センター試験は9割5分をとって当たり前、9割だとまあギリギリセーフ、8割台後半だともはや背水の陣で浪人も覚悟、というイメージですね。

医学部合格にはセンター試験と二次試験の両方の対策が必須

つまりここから何が言えるのかと言うと、センター試験を決しておろそかにすることができないのです。

私立大学の受験にはセンター試験の点数は一切関係ありませんから、仮に私立だけを受けるのではあればセンター試験に向けての受験勉強をする必要はないのですが、残念ながら国公立医学部の受験にはセンター試験は必須です。

国公立の医学部を本気で狙う高校生は、3年間の間にセンター試験対策、二次試験の各学校の対策と、この両方を完璧なレベルで極めないといけないわけです。

やはり現役でこの両方の対策をトップレベルで極めようと思うと公立校の3年間では無理があり、どこか手が回らない教科が出てきたリ苦手分野が克服できず、合格レベルに達しないという結果になるのです。

ですから、私立中高一貫校のように高校2年生までに全カリキュラムを学び終え、最後の1年間は受験対策にだけ取り組むような環境でないと、なかなか合格するのは厳しいという事がこのデータから見て取れるわけですね。

私立中高一貫校が上位30校にずらっと並ぶのはこういった理由があるのです。

結論:医学部を狙うなら中学受験で私立中高一貫校入学がマスト

以上の事からも、我が子を医者にしたいという親御さんは、私立中高一貫校に子供を入れるという事がもはや大前提となります。

公立校に行っても良いのですが、そうすると結局は高確率で浪人前提で受験をする事になってしまいますし、昨今の入試ではますます現役生有利と言われる状況に変わっていますから、できれば浪人生活は避けたいところですしね。

結局将来的に子供が浪人して苦労させるのだったら、小学校の間に勉強する習慣をつけさせてあげて、多少遊ぶのは我慢してでも頑張って勉強して、良い私立中学校に入れてあげた方が長いスパンで考えれば断然良いわけです。

子供はそんな先の事まで見据えて考える事はできませんから、どういう指針を示して導いてあげるか、子供に勉強を面白いと感じて貰えるかは親の手腕にかかっているのです。

小学校の間に頑張るか、浪人してから頑張るかというところでしょうか?

もう大人になりつつある18歳、19歳の子供には誘惑がたくさんありますから、まだ純粋な小学生のうちに楽しんで勉強できる習慣をつけてあげた方が、より良いのではないかと思うのは私だけではないと思うんです。

私立中高一貫校に入れる上でもどこでも良いというわけではなく、やはりここに名前が挙がっているような実績ある難関校に入れる事が、6年後の医学部合格への近道になるでしょう。

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近所に良い塾がないご家庭にはこれ!

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中学受験指導部
中学受験を目指す全ての家庭に春が来る事を祈ってます! 志望校の合格を勝ち取った後は、中学受験のその先に待っている楽しい人生を楽しみましょうね!