子供教育

小学生のいじめの原因と、対処法としての通学路での探偵利用

小学生いじめ

幼稚園や保育園を卒業し小学生にもなると、親からしてみればいつまでも赤ちゃんだと思っていた幼い子供達も、だんだんと1人の大人へと近づいていくものです。

子供が成長していくのは親としては嬉しいものですが、その反面子供達の内面も成長してくるとまた別の心配もできてくるものです。

その1つがいじめです。

「みんなが友達」だった幼稚園、保育園とは違い、友達の好き・嫌いもはっきりしてくる小学校の段階では、いじめ問題も起きるようになるのです。

中学受験を志す家庭の中には、前向きな理由によるものばかりではなく、「いじめの多い地元の中学校や高校に通わせたくないから」という後ろ向きな中学受験理由もあります。

近年ますます深刻になる子供のいじめ問題についてご紹介します。

小学生のいじめの実態

小学生のいじめは、先生のいない授業の休み時間放課後の遊び時間登下校の場で繰り広げられます。

下駄箱に置いてあった靴を隠されたり、靴の中に画びょうを入れられたり、本当に悲しい事ですがアトピーの子供などが「汚い」「ばい菌」などと表現される事もあるでしょう。

あるいは、シングルマザー家庭、帰国子女、ハーフ、訛りが独特など、他の子供達と違うという点に意地悪くつけこんでいじめられるというケースもあるでしょう。

クラスの中でリーダー格の子供がいじめの加害者に回ってしまうと、どうしてもその周りの子供達もリーダー格の子供に追随してしまうものです。

もしも自分もいじめに加わらなければ、今度は自分がいじめられる側に回ってしまう…

小学生の幼い子供達でもこれくらいの事を想定した危機管理はできますから、よほど自立心をもった強い気持ちをもった子供でない限りは、やはりリーダー格の子供に従わざるを得なくなってしまうのです。

そう考えると、小学校では半強制的にいじめに加わってしまう子供がいる事も確かでしょう。

また保護者としても小学生のいじめが見過ごせないのは、いじめの加害者は被害者の心情を気にかけることなく、強く、暴力的な言葉をストレートに投げかけてしまうという点にあるでしょう。

まだ精神年齢が低いがゆえに、「言葉をオブラートに包む」という事を知らないからです。

「汚い」「きもい」「気持ち悪い」「死ね」「臭い」「色黒」「デブ」など、大人になれば面と向かっては言えないような言葉でも、小学生の子供達は本人を前にして平気で言えてしまのです。

だから、気にしていたことを指摘された被害者の子供は、もしかしたらそのいじめが原因で一生コンプレックスとして問題を抱える事になる可能性もありますし、殴る、蹴るのいじめよりも言葉によるいじめの方がより暴力的だとも言えるでしょう。

本当は全く汚くもなく、太ってもいないにも関わらずそうやっていじめを受けてしまう事で、「自分はこういう人間なんだ…」と否定的な自己暗示をかけてしまう子供もいるのです。

これは子供の無限大の可能性を育む上でも当然良くない事でしょう。

もちろん、殴る、蹴るなどの暴力も立派ないじめですし、加害者の子供にはいじめがダメな事だと正しく教えてあげなければいけません。

小学生同士のいじめは親や教師が介入できる

小学生同士のいじめ問題が中学生や高校生のいじめと異なるのは、親や教師が介入する事で比較的高確率で解決に導く事ができという点でしょう。

まだそこまで悪知恵が働かない小学生に対してであれば、いじめの事実をしっかりと把握し、保護者と学校側が一体となっていじめ体質の改善に向き合えば、おとずといじめ問題は解決されるのです。

実際に、私が当時通っていた小学校でもいじめがありました。学年を超えた、5年生と4年生の男子生徒同士のいじめです。5年生の男子生徒達が、4年生のある少年を寄ってたかっていじめていたのです。

ひどい話ですよね。

私はその当時の話を後になって耳にしたのですが、いじめ問題解決にあたり、加害者側、被害者側の生徒達だけを1つの教室に集め、5年生の生徒達の担任の先生、4年生の生徒達の担任の先生も集まったそうです。

そこで、その5年生の担任の先生が涙ながらに、いじめがいかに空虚な事なのか、人としていけない事なのかを伝えたそうで、最終的にはその場にいた全員が号泣していじめ問題は解決したそうです。

その5年生の担任の先生は、最初の1回こそ5年生の生徒達を叱りはしましたが、その後は叱るという事を一切しなかったそうです。それよりも、いじめによって傷つく人間がいるんだという事を本能で理解して貰うために、教え子達のいじめの事実を知ってその先生がいかに傷ついたか、いじめによって悲しい思いをする人がどれだけいるのかを、生徒達に涙ながらに語りかけたそうです…

私はこの事実を知って胸が熱くなりました。

今、これくらい真剣に子供達に向き合える小学校の先生がどれくらいいるでしょうか?

いじめ問題が起こり、被害者側の保護者が学校側に相談に押しかけても、学校側はいじめ問題の解決に乗りだす以前に、いじめの事実を認めようとしないでしょう。まずはそういった腐りきった大人社会の問題が生じるわけです。

小さな子供が傷つけられて辛い寂しい思いをしているというのに、大人達は自分自身の見栄や栄誉のためにいじめ問題を簡単に認めようとさえしないケースがあるのです。

これは、本当に子供教育における由由しき問題でしょう。

もしも、自分の子供が陰湿ないじめにあっている事が発覚すれば、心の底から怒りを覚えるはずですし、その矛先は加害者家族に向けられるでしょうし、学校側にも早急な問題解決を要求するでしょう。

その時に、「いじめの事実はありません」と言われようものなら、いじめを受けた保護者の怒りは頂点に達するでしょう。

口コミや噂はすぐにSNSで拡散するこういったご時世ですので、やはり学校側としても学校の評価を落としたくないという建前もあるのでしょう。

しかし、いじめ問題を解決するためには、「いじめの事実を加害者側・学校側に把握させる事」ができないといけません。これができない事には先へは進めないのです。

そこで最近では子供の間でのいじめの事実の証拠を押さえるために、探偵を利用する保護者も増えているそうです。

やはり先生の見ていないところでこそいじめは起こりやすい傾向にありますから、小学校の登下校の通学路などでのいじめの証拠を押さえ、それを元に加害者家族や学校側と問題解決に臨むそうです。いじめの証拠があれば言い逃れはできませんからね。

やはり加害者の保護者達も、「自分の子供がいじめをしている」とは素直に認めようとしないようで、そのためにのこのような証拠が必要になるという事だそうです。

もしもこの先、大切なお子さんがいじめにあっているかもしれない…と感じたら、一度探偵を利用していじめの事実を早めに確認してみるのも1つの方法です。

酷い場合だと自殺にまで発展しかねない子供同士のいじめです。早期発見、早期解決ができるにこしたことはありませんからね。

担任の先生にいじめ問題の解決をお願いできず、部外者の探偵事務所に依頼しなければならなくなってしまった点には時代性を感じますが、大切な子供の未来を踏み潰す真似をする人間はいつの時代も許されるべきではありませんからね。

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