中学受験

女子新御三家の豊島岡女子学園中学校が凄い!

豊島岡女子学園中学校・高等学校

中学受験業界には「御三家」という呼び名が存在し、「東大合格者を多く輩出する首都圏の特に優れた中高一貫校」という意味で、高度経済成長期で中学受験が一代ブームになり始めた1980年代にこの呼ばれ方が定着しました。

男子校の御三家は開成、麻布、武蔵、女子校の御三家は桜蔭、女子学院、雙葉なのですが、男子・女子共に近年ではその勢力図が徐々に変わりつつあります。

こちらの記事で詳細は書きましたが、男子校では御三家の一角、武蔵中学校の大学合格実績が近年低空飛行をしている事が原因で、変わって東京の男子校である筑波大学附属駒場中学校や駒場東邦中学校が武蔵に変わる御三家だとして、中学受験関係者の間では認識されつつある状況です。

では女子御三家の方の勢力図はどのようになっているのかと言いますと、男子のように御三家の一角の凋落と言うよりは、下からの突き上げの勢いが凄い状況で、豊島岡女子学園、鴎友学園女子、吉祥女子中学校が「新御三家」と呼ばれたりしています。

そしてその女子新御三家の中でも特に勢いの凄い、豊島岡女子学園中学校を取り上げてみようと思います。

今、豊島岡女子学園中学校・高等学校が凄い!

2016年度の東大合格者数ランキングを見た時、灘や開成を筆頭に名実ともにトップクラスの名だたる名門私立中高一貫校がずらっと並ぶ中で、全国13位にランクインしたのが豊島岡女子学園なのです。

東大合格者数をランキング順にした下記の表をご覧下さい。

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その数にしてなんと41名、現役では34名もの生徒が東京大学に合格しているのです!

2016年度に限って言えば東大寺学園(奈良)、筑波大付(東京)、久留米大付設(福岡)などの名門校にも勝っているのです。

更に特筆すべきなのが、女子校に限って言えば豊島岡女子学園は御三家の一角桜蔭に次ぐ第2位にランクインしているのですから、桜蔭以外の本家本元の御三家は全体で50位以内にすら入っていない事を考えると、まさに女子学院と雙葉は新御三家の豊島岡女子学園に完敗という状況です。

2016年度だけがたまたま東大合格者数が多かったのかというとそういう事ではなく、2015年度も30名、2014年度は33名と、近年着実に力を伸ばしてきている学校だという事が数値から見て取れます。

「生徒数が多いのでは?」という反論もあるかもしれませんが、確かに2016年度の豊島岡女子学園高等学校の卒業生は344名と比較的多い方にはなりますが、卒業生に占める東大合格率も表記した下記のランキングでも、12%という数字で堂々の全国20位にランクインしています。

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東大合格率で見ても女子校の中ではこれまた桜蔭に次ぐ第2位なのです。

これはもう、豊島岡女子学園の凄さを認めるしかないでしょう。

豊島岡女子学園ってどんな学校?偏差値は?

素朴なギモンとして、もともと御三家ではなかった、こう言っては失礼ですが中堅どころの私立中高一貫校(それも女子校)が御三家を蹴落としてしまうくらいにこれほど大学合格実績を伸ばしてきているのかを不思議に思いました。

そこで過去の歴史を遡ってみたところ、豊島岡女子学園にとっての1つのターニングポイントになった事件があり、それが中学受験の入試日程を2月1日から2月2日にずらした事だと言われています。

もともと豊島岡女子学園の学費はそこまで高い方ではなかったため、併願校として選んでもらいやすかったというのがありましたし、御三家の入試日程が全て2月1日に集中するために、最上位校を狙う素養のある女子からの受験申込みを集める事に成功したのです。

学校が池袋駅にあるというアクセスの良さから、都内はもちろんの事、埼京線等を使って埼玉方面からの生徒も通学可能圏なため、仮に滑り止めとしてその1校だけに受かった場合にも、自宅から通える事を想定した上での学校として選ばれたのだと考えられます。

つまり、豊島岡女子学園は女子御三家に受からなかった最上位層の生徒を確保する事に成功した事が、浮上のきっかけになったと考えられます。

残念ながら女子御三家に不合格になった生徒とは言え、合格した生徒とは実力は紙一重だった可能性も非常に高いでしょうし、御三家を狙うような生徒達です。皆2~3年かけてしっかりとした実力をつけてきた「力のある生徒」だと言えるのです。

そういった生徒たちをうまく集める事で、入学後の6年間でみっちり鍛え上げ、近年では御三家である女子学院、雙葉を抜き、2016年度では日本全国で見ても13位である41名もの大人数を、国内最高学府である東京大学へ送り込む私立中高一貫校へと変貌したのです。

その結果現在では、四谷大塚や日能研などの進学塾が公表する偏差値でも、豊島岡女子学園の数値はなんと70を超え、まさに女子校の中ではトップクラスの人気校・難関校になっているわけですね。

毎朝5分の運針(布を針で縫う事です)も豊島岡女子学園の特徴で、これは一枚の布、一本の針を通して6年間で「基礎の大切さ」を学ぶための教育のようですから、このような学園文化からも無心になって勉強に向かう集中力基礎の積み重ねへの意識も磨かれるのかなと思います。

中学校名やブランドには意味が無くなってきている

「良い学校」というのは何を基準として考えるのかは子供の将来の夢や目標、描きたいビジョンによって当然異なりますが、中学受験に挑む多くの家族が気にする大学合格実績をその1つの基準に考えた時、豊島岡女子学園のように右肩上がりで高い大学合格実績を出しているような学校こそが「良い学校」だと言えるのかなとも思います。

まだ子供が小学生で、親がある程度の人生のレールを敷いてあげないといけない中学受験では、ネームバリューだけで学校選びをするのではなく、このような伸びていて勢いのある学校や、子供の性格にあった学校、というように、子供の将来の事をしっかり考えて志望校を選んであげる事も大切なってくるでしょう。

女子御三家、男子御三家・・・、確かにネームバリューやブランドはありますが、そればかりに着目してしまっては本来の目的からは逸脱してしまいます。

特に教育熱心なお母さんほど他のママ友への見栄なども気にする傾向にありますから、固くなに御三家などのブランドに固執してしまうお母さんも結構いるようです。

ですが、もちろんそんなものにこだわる意味はありませんし、更に言えば中学受験はあくまでも子供にとっての「一つの通過点」に過ぎません。

大切なのは大学受験、そしてその先にある子供の将来の就職社会人としての活躍幸せな人生を送る事にあるでしょうから、より一層“個の重要性”が問われる現代においては、中学受験の更にもっと「先」を見据えた、社会で活躍できる個人を輩出するための教育が受けられる学校選びが大切でしょう。

ネームバリューなどの過去の実績にとらわれることなく、今この段階での、子供の将来にとって最も良い進学先を考え、志望校選びをする事が重要なのです。

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中学受験指導部
中学受験を目指す全ての家庭に春が来る事を祈ってます! 志望校の合格を勝ち取った後は、中学受験のその先に待っている楽しい人生を楽しみましょうね!