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灘→東大理Ⅲ3兄弟の佐藤亮子さんの教育法から抜け落ちている物!

 2016/07/26 子供教育 家庭環境 この記事は約 9 分で読めます。 7,390 Views
佐藤亮子

3兄弟を揃って天下の灘中学に入れ、そして3人ともをそのまま今度は日本最難関の東京大学理科Ⅲ類に入れた事で、中学受験業界では一躍有名になった佐藤亮子さんという女性がいます。

もう1人の長女の娘さんも、現在は京都の名門校である洛南高校から東京大学理科Ⅲ類を目指しているとかいないとか・・・

灘中学は男子校なので、娘さんは入りたくても入れませんからね(笑)

何はともあれ、まずこの兄弟の実績は誰が聞いても凄いと認めるでしょう。

中学受験では日本一難しいとされる灘中学、そして大学入試で日本一難しいとされる東京大学理科Ⅲ類、子供を1人合格させるだけでも大変なものです。

それを1人ではなく、兄弟3人揃って入れてしまったわけだから、こんな異常な秀才兄弟に勝る3兄弟は、もはや後にも先にも出てこないと言っても良いでしょう。

この3兄弟を教育した、教育ママの佐藤亮子さんは確かに凄いとしか言いようがありませんし、だからこそ話題にもなりました。

ただその教育実績を誰もが認めざるを得ない反面、その教育方法に関しては賛否両論が出ている事も事実で、佐藤亮子さんをまるで神のように崇める支持者ママ達がいる一方で、佐藤亮子さんの余りにも合理主義的な教育方法に反発する人もいるようです。

そこでここでは、中学受験の神様の管理人独自の、佐藤亮子さんの教育方法に関する見解を示し、中学受験の意義を再確認して頂きたいと思います。

佐藤亮子さんってどんな人?

佐藤亮子さんの事を深く理解したい方は、下記の書籍を一読してみればどんな方なのかが良く分かります。

子供の教育方針、考え方、日々の子供への接し方などが細かく記載されています。

佐藤亮子さんは大分県出身で津田塾大学卒業後に私立高校で英語教師として2年間勤務していたそうで、結婚後に奈良県に移住し、3兄弟を灘中、東大理Ⅲに入れています。

上記の実績がメディアの目に留まり(いかにもメディア受けする話題ですね)、その教育法や育児法が注目され、2014年の12月には書籍の出版も果たしたという事ですね。

佐藤亮子さんは受験や教育論に関する書籍を既に数冊出版されています。

『受験は母親が9割』という書籍も出版されているくらいですし、とにかく佐藤亮子さんのスタンスとしては、中学受験も大学受験もどんどん自分自身が息子さん達に関与していき、子供の勉強のサポートをこれでもか!というくらいするわけです。

塾の送り迎え、学習スケジュールの作成、戦略の策定、問題の答え合わせ、国語の音読、社会の必殺ノート作りなど…

中学受験を控える受験生を持つ教育熱心な親であっても、到底真似できない徹底したレベルで息子さん達の勉強を手取り足取りサポートしています。

書籍『受験は母親が9割』をまさに有言実行していますから、もはや息子さん達の受験なのか、お母さんの受験なのか、「どっちだっけ?」と疑いたくなるレベルと言っても過言ではない関わり方なのです。

勉強計画、勉強方法次第で合格できるのが日本の受験システム

中学受験や大学受験を含めた日本の教育期間の受験システムは、「これくらいやっておけば大丈夫」といった具合に、勉強計画をしっかりと立て、学力が合格ラインに達する事ができれば合格できる仕組みになっています。

だからこそ、毎年毎年受験生の指導をしている進学塾のベテラン先生であれば「この子はこの学校は確実に合格する」「あの子はあそこの学校は落ちる」という合否を分けるラインが、自然と分かってくるものです。

ある意味、それを上手に利用しているのが佐藤亮子さんで、息子3人を灘中学の合格ラインに持ってくるためにあの手この手で学力をつけさせたり、大学受験でもまた、東大理Ⅲの合格ラインに持ってこさせるために、神的なレベルで勉強のサポートをするわけなのです。

志望校に合格させる事だけを考えれば、佐藤亮子さんの勉強法、指導法というのは非常に理に適っていますし、極めて合理的だと言えるでしょう。

要するに“逆から考える”勉強法ですね。

佐藤亮子さん家族が取り組んできた細かい事を挙げていくときりがないのですが、小さい努力が積み重なった上に、合格ラインから逆算して成績を上げていく勉強法をきっちり実践できたからこそ、3兄弟が神がかった合格実績を出せたのではないかと思います。

私もこの点は大いに賛同しますし、佐藤亮子さんが家庭教師のマンツーマン個人授業の受付を開始しようものなら、100万円だろうが200万円だろうが、我が子を難関校に入れたい教育熱心なママ達からの依頼が殺到すると思いますね。

この際も進学塾と家庭教師はセットで考えるべきでしょうが、それくらい、佐藤亮子さんの子供達を指導・サポートし、志望校合格へと導く力は凄いと感じます。

ですが、私は「これからの子供教育における大切な部分」が見えていないように思えて仕方がないのです。

中学受験や大学受験のその先にあるものは?

誤解を恐れずに言えば、佐藤亮子さんの息子さん達の場合、自分の将来をお母さんに決められてしまったわけです。

それも、有無を言わさずに、、、

言ってしまうと母親や自分自身の人生の否定にもなるので、恐らく本人達は表向きにはそんな事は決して言わないでしょうが、「母親が言う事は絶対」という暗黙の空気が佐藤家には流れていたんじゃないかと思います。

彼ら3名はきっと、東大理Ⅲに入ってそのまま医者になるのでしょう。

もちろん医者になる事は立派な事ですし、素晴らしい医者は人命を救う尊い職業になる場合だってあります。

医者は最も食いっぱぐれがない職業だと言えるでしょうし、どれだけ仕事ができない医者であっても年収1000万くらいは誰でも稼げるようになるのですからね。

でも、それだけなのです。

私が疑問視しているのは、彼らが自分自身で自分の人生を選べなかったのではないか?という事です。

本来、中学受験は親の受験だと言われるくらいですし、まだ小学生の子供の勉強のサポートを親がしてあげるのは当たり前です。

親力が高い家庭ほど、合格が近くなると言っても過言ではありません。

ですが、もう大人になる高校生の息子たちの前に、親がドカドカと入っていってサポートするのはいかがなものでしょうか?

半強制的に進路を決め、その進路に向かって二人三脚で必死になって努力する姿は良く映るかもしれませんが、それは高校生の子供自身が自分で将来の事を考え、本当に自分がやりたい事を考える隙を奪ってしまっているのではないでしょうか?

彼ら3兄弟が本当に心の底から単純に医者になりたかったのであればそれで良いでしょうが、きっとそんな事はないと思うんです。

ここには世間体や親のエゴなど、様々な思惑が見え隠れします。

また彼女は尾木ママとの対談の中で、

「反抗期が来ないように教育する」

という、これまた神発言をされていましたから、いかに日頃から子供にべったりかがこの発言から伺えるでしょう。

つまり、佐藤亮子さんの教育方針・育児法は、子供にべったりと寄り添う教育方法だと言えるのですが、逆から見れば“いつまでも子供離れできない親の過保護”だとも言えなくもないのではないでしょうか?

また子供側も、高校生にもなって自分のスケジュールや予定を親に管理されているようでは駄目でしょう。

世の中には腐るほどたくさんの職種がありますから、早い段階で彼らがそれを知っておくというのも、将来の事を考えれば重要な事だったのではないかと私は思います。

東大理Ⅲにまで進んだ人間は、よっぽどの事がない限りはそのまま医者になるでしょうし、仮に途中から別の道に進む事になったとしたら、それまでに様々なものを犠牲にして勝ち取った日本最難関機関の合格が、全くの無意味になってしまいますからね。

「3兄弟全員が決まったように灘中に行き、決まったように東大理Ⅲに入る」

その実績は素晴らしいの一言だし、とても真似できるものではありません。

しかし、そこに「親のエゴ」が入っていたのではないか?と私は色眼鏡で見てしまうわけです。

よその家庭の子供教育にあれこれ難癖をつけるのはよくありませんが、『中学受験の神様』の管理人としてここで私が言いたいのは、親の子への接し方の問題です。

昔は手取り足取りで、良かったかもしれません。

子供をなんとか良い大学に入れてあげれば、それで良い企業に入り、良い人生を歩めました。

ですが今はもう、親が子供のために丁寧にレールを敷いてあげ、それに乗って走って貰うだけではダメなんです。

これからの激動の時代を子供達が力強く生き抜く方法

今の時代、東大や京大に入ったって人生が安泰するわけではありません。

せっかく東大を卒業して大企業に入っても、対人関係能力が乏しいがために、いつまでも平社員&安月給に甘んじている30代、40代もたくさんいます。

更に言えば、文系の職業では東大を卒業して数年間かけて必死に勉強をして、弁護士になっても会計士になっても、食っていけない職業の人がいっぱい出てきています。

現に私は前職で、お客さんが獲得できず廃業に追い込まれる会計士、税理士の先生方をたくさん見てきました。

資格なんて足の裏についた米粒です。

現状では医師の資格はまだまだ食いっぱぐれがない職業だと言えるかもしれませんが、これから先の世の中はどのようになるかは分かりません。

私は医師という職業を否定するつもりもさらさらないですし、高校の同級生にも医師がたくさんいるので、本当にみんな、素晴らしい奴らばかりです。

私が言いたい事は、将来の事をあれこれ心配してもしょうがないので、周りの状況を見てそれに合わせるのではなくて、自分のやりたい事から考えてそれを自分の仕事にしていく事の方が、これからの時代を生きる子供達にとっては理にかなった生き方なのではないでしょうか?という事です。

これからは本当に様々な生き方が登場してくると思います。

医者でなくとも、個人で事業を行って例えば開業医の収入を遥かに上回るような方ももっとたくさん出てくるでしょう。

もう社会や組織に依存する時代ではなく、個人がいかに存在するかが問われ、その上でその個人同士が手を取り合う時代になると思います。

だから大切なのは学歴でも国家資格でもありません。

その時々の世の中の状況に合わせて、臨機応変に対応してどんな状況でもお金を生み出し、大切な人を守っていけるスキルでしょう。

ダーウィンは進化論の中で“環境に適合して生き延びる力が最も重要だ”と説きました。

そう考えた時に、医師になるという選択肢しか与えて貰えなかった3兄弟の極端な教育法には、やはり私は首をかしげずにはいられないのです。

まとめ

終身雇用が崩壊した日本社会では、良い大学に入る事以上に、中高生の時に将来の事を考える時間を増やす事がますます大切になっています。

「自分は将来何をやりたいのか?」

「世の中にはどういうビジネス、どういう職業があるのか?」

「どういう生き方が自分には向いているのか?」

こういう事を子供達が自主的に考えられるように、子供達よりも社会の事を知っている大人達が、まずは優しく仕向けてあげないといけないのです。

親が勝手に敷いたレールの上しか走る事のできない子供は、社会の環境が激変した時に対応できなくなってしまうでしょう。

中学受験は良い教育を受けられる場所を求めて私立中高一貫校を目指すわけですが、中学受験のその先、そして更に大学受験のその先を見据えていないと意味がないという事も忘れないようにしましょう。

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